ふぅ、今日の接待ゴルフは辛かったな。午後は居心地の良い我が家で休むとしよう。帰宅してからの楽しみは、家族との寛ぎのひととき……と言いたいところだが、実は妻の手作りランチでもなく、愛娘とのハグでもない。サッカーファンとしては、なによりもシーズンまっ盛りの欧州リーグが気になって仕方がないのだ。

　シャワーを浴びたら、録画しておいた地上デジタル放送のリーガ・エスパニョーラを見よう。カヴァでも呑みながら、メッシの華麗なドリブルを堪能するのだ！

　ところが、リビングのテレビの大画面は、既に長女が占有。長谷部誠のにわかファンになったこともあって、録画したヴォルフスブルクのゲームを観戦中だ。「ふん。同じブンデスリーガなら、ロッベンの方が凄いのに。ハグなんかしてやるもんか」と心の中で毒づき、庭に面したダイニングへ移動する。しかし、ここでも悲劇が!?　妻がランチを作るどころか、ガンバ大阪のゲームに見入っているではないか！　ポータブル液晶テレビの画面には、西野朗監督のダンディな横顔がチラチラと見えた。それほどサッカーに興味が無かったはずだが……イケメン好きの妻は、彼の偉業“マイアミの奇跡”なんて知る由もないだろう（苦笑）。

大事な試合の決定的瞬間を絶対見逃したくない!!　に応える機能。

　いやいや、笑ってはいられない。いくらサッカー大好き家族だからと言って、2つのテレビが塞がっているとは……。そんなときに役立つのが、パナソニックのHDDレコーダー『ディーガ』の“お部屋ジャンプリンク”機能だ。

　お部屋ジャンプリンクとは、家庭内のLANを使ってディーガで録画した番組を、離れた部屋にあるビエラなどの対応テレビで観ることができる機能のこと。娘がいるリビングのディーガには無線LANが内蔵されているので、既に録画済みのバルセロナの試合を違う部屋にあるビエラに飛ばすことができるってわけだ。

　なんなら今放送中の番組を転送すれば、そのまま別室のビエラで視聴することも可能。つまり、テレビアンテナのない浴室やトイレでも、ポータブルテレビを持ち込めば生中継の試合をほぼリアルタイムで観戦……という裏ワザもできる。

　また、複数の番組が録画できるなど、HDDレコーダーとしての機能も充実している。

　そんな高性能なディーガのおかげで寝室にてメッシのプレーを存分に楽しめたのだが、惜しむらくはわが家の寝室のテレビが小さかったこと。だいたい一家の大黒柱たる父親が、ベッドの端っこにチンマリ座ってサッカー観戦、という光景も情けないよなぁ。

　思い切って大画面の液晶テレビをもう一台追加するか、それとも父親の威厳を取り戻してリビングの占有権をゲットするか……大いに悩むところだ。