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46歳で王者に返り咲いた
ホプキンスの「超規格外」。
~フォアマンの記録を大幅更新~
text by
![前田衷](https://number.ismcdn.jp/mwimgs/6/3/-/img_63c0172edf1a3eec5d5017836b5eb9301895.jpg)
前田衷Makoto Maeda
photograph byAFLO
posted2011/07/03 08:00
![46歳で王者に返り咲いたホプキンスの「超規格外」。~フォアマンの記録を大幅更新~<Number Web> photograph by AFLO](https://number.ismcdn.jp/mwimgs/3/8/350/img_38902bf29945592d6650bb7d7c598a58428988.jpg)
2005年以来となるベルト獲得。試合後には「50歳でも戦っているよ」とのコメントを残した
バーナード・ホプキンスの試合を初めて生で見たのは、13年前のラスベガスである。勝つには勝ったが、試合後の歪んだ顔を見て、無意識のうちに「終わったボクサー」の烙印を押していた当方の不明を恥じなくてはなるまい。7年前にデラホーヤをボディブローの一撃で悶絶させたときでさえ「ゴールデンボーイも相手がナチュラルなミドル級では力負けするのも当然か」と、依然ホプキンスを正しく評価していなかったことも。
去る5月21日、カナダのモントリオールで行なわれたWBC世界ライトヘビー級タイトルマッチで、ホプキンスは28歳の王者ジャン・パスカルに再度挑み、僅差ながら文句のない判定勝ちで新王座に就いた。46歳4カ月の世界奪取は、あのジョージ・フォアマンが'94年に樹立し、まず破られないと見られていた「45歳9カ月」の最高齢世界タイトル奪取記録を大幅に更新するものだった。
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