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名古屋のお寒い内容に角界の将来を案ずる。 

text by

服部祐兒

服部祐兒Yuji Hattori

PROFILE

posted2008/08/27 00:00

 名古屋場所には、昭和30年代、「南洋場所」との異名があった。もともと、夏、暑いことで有名な土地な上、当時会場に使われていた金山体育館には冷房がなかったのだ。所々に並んでいた氷柱も焼け石に水で、力士たちはまるで蒸し風呂の中で相撲を取っているようだったという。昭和40年から使われるようになった愛知県体育館は、もちろん冷房完備だが、ひょっとしたら冷房が効きすぎてしまったのか、今年の名古屋場所はお寒い内容だった。

 場所前は話題満載だった。琴欧洲の綱獲りなるか。それとも朝青龍・白鵬の両横綱の巻き返しか。終盤戦の大激戦を多くのファンが期待したが、13日目、名古屋場所はあっさりと“終戦”を迎えた。

この記事は雑誌『Number』の掲載記事です。
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相撲の前後のコラム

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