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今、デラホーヤのマネーゲームがすごい。 

text by

前田衷

前田衷Makoto Maeda

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photograph bySumio Yamada

posted2008/04/03 00:00

今、デラホーヤのマネーゲームがすごい。<Number Web> photograph by Sumio Yamada

 6階級で世界チャンピオンになったオスカー・デラホーヤがボクサーとして比類なき才能の持ち主であるのは疑いようがない。と同時に、プロモーター、事業家として非凡であることも、認めないわけにはいかない。

 彼の会社、ゴールデンボーイ・プロモーション(略してGBP)が設立されたのは7年前。それまで、ボクシングのビジネスはドン・キングと、ボブ・アラムの2大プロモーターが牛耳っていたが、今やGBPは老いた彼らを押しのけてトップに躍り出ようという勢いである。

 GBPの強みは、キングやアラムが絶対に手に入れられない強力な駒を抱えていること。いうまでもなく彼自身である。過去に自分の試合を自分でプロモートしようと企て、成功した頭のいいボクサーがいたろうか。厳密にいうと選手―プロモーター兼任は規則違反だが、デラホーヤは法人と個人を使い分けることでこれをクリアした。誰も泣く子とオスカーには勝てないのが実情なのである。

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