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伊東純也は週刊誌報道後も好調だが…英国人記者が知る“女性問題ケース”その後「フランスなら問題ない。イングランドでは簡単じゃない」 

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イアン・ホーリーマン

イアン・ホーリーマンIan Holyman

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photograph byDaisuke Nakashima

posted2024/04/20 17:01

伊東純也は週刊誌報道後も好調だが…英国人記者が知る“女性問題ケース”その後「フランスなら問題ない。イングランドでは簡単じゃない」<Number Web> photograph by Daisuke Nakashima

日本代表でも長年にわたって主力としてプレーしている伊東純也。今回の週刊誌報道を受けての対応は、フランスからの視点でどう見えるのか

「表向きには、フットボール的な決断としていますが、この問題はスポーツにとどまりません。女性の声も、聞き入れられるべきなのです」

 そう話した彼女の属す団体『グリーンウッドの帰還に反対する女性ファン』は、当該選手の容疑が晴れた後、彼のユナイテッドへの復帰に反対し、クラブに期限付きでの放出という決断を促している。

伊東は“被害者”として警察のお世話になったが

 一方、今年2月にユナイテッドの株式の25%を取得し、スポーツ面を取り仕切ることになったジム・ラトクリフは次のように語った。

「(グリーンウッドについて)決断されたことは何もない。今はそのプロセスにあり、それは理解されなければならない。多くの事柄を精査し、人々の意見を聞き、その上でフェアな決断を下す必要がある。基本的には、彼が良い人間かどうか、についてだ。そして彼がマンチェスター・ユナイテッドで真摯にプレーし、我々とファンがそのことに納得できるかどうかだ」

 おそらくフランスであれば、問題にはならないだろう。しかしイングランドでは、簡単ではなさそうだ。

 ちなみに伊東は、同胞である中村敬斗のゴールをアシストするなど活躍を見せている一方で――最近、フランスの警察の世話になった。ただ、それは留守中に空き巣に入られたからだった。

 リッチなフットボーラーが窃盗の被害に遭うのは、フランスやイングランドでは珍しいことではない。ただし自宅にいない時だったのは不幸中の幸いだろう。不運な場合、本人や家族がいる時に強盗に入られるケースもあるからだ。第1回からつづく>

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「ジュンヤ・イトウをフランス代表に呼ぶべきです」マクロン大統領夫人が…在仏英国人記者の伊東純也ホンネ評「女性問題後も歓迎は変わらない」

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