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「ショウヘイは対応できない」会見室は騒然…大谷翔平まさか“緊急降板→靭帯損傷公表”のその時、TVが映さなかった“現場の異様な雰囲気” 

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斎藤庸裕

斎藤庸裕Nobuhiro Saito

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photograph byJIJI PRESS

posted2023/08/25 17:05

「ショウヘイは対応できない」会見室は騒然…大谷翔平まさか“緊急降板→靭帯損傷公表”のその時、TVが映さなかった“現場の異様な雰囲気”<Number Web> photograph by JIJI PRESS

8月23日(日本時間24日)ダブルヘッダー第1試合。マウンド上でネビン監督と話し合った後、緊急降板となった大谷翔平

5年前の“靭帯損傷の日”と重なる点

 5年前の6月6日、先発したロイヤルズ戦で途中降板した。当時のソーシア監督、球団トレーナー、水原通訳がマウンドに集まり、大谷は交代を受け入れた。試合後に右肘の靱帯損傷が発覚。この日、大谷のメディア対応はなかった。今回、8月23日の一日は、当時の状況ともどこか重なっていた。

 ファンはもちろん、米メディアも失意を伝える報道が相次いだ。ダブルヘッダーの第2試合の前に、大谷は検査結果を伝えられていた。理解した上で、何事もなかったかのようにプレーをしていた。超人とも言われるが、大谷も一人の青年。悔しい思いは、胸にしまっていたのだろう。翌日、チームとともに大谷は遠征先のニューヨークへと向かった。

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