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「ショウヘイは対応できない」会見室は騒然…大谷翔平まさか“緊急降板→靭帯損傷公表”のその時、TVが映さなかった“現場の異様な雰囲気”

posted2023/08/25 17:05

 
「ショウヘイは対応できない」会見室は騒然…大谷翔平まさか“緊急降板→靭帯損傷公表”のその時、TVが映さなかった“現場の異様な雰囲気”<Number Web> photograph by JIJI PRESS

8月23日(日本時間24日)ダブルヘッダー第1試合。マウンド上でネビン監督と話し合った後、緊急降板となった大谷翔平

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斎藤庸裕

斎藤庸裕Nobuhiro Saito

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8月23日(日本時間24日)のレッズ戦で右肘靭帯を損傷し、緊急降板となった大谷翔平。ダブルヘッダー第1試合で突如起きた事件に、スタジアム、そして会見室も騒然となった。靭帯損傷の発覚、そして公表の瞬間、現場では何が起きていたのか? 現地で取材を続ける斎藤庸裕氏が、その一部始終を明かした。

 エンゼルス大谷翔平投手(29)が右肘の靱帯を損傷し、残るシーズンは投手断念となった。

緊急降板の瞬間、大きなため息が…

 8月23日(日本時間24日)、レッズとのダブルヘッダー第1試合に先発。序盤から、どこかおかしかった。

 初球、90.9 マイル (約146キロ)の直球が外角に外れた。1イニング目を3者凡退に抑えたが、フォーシームだけでなく、スイーパーやカットボールなど変化球も減速。立ち上がりに球速をあえて抑えることはこれまでの登板でもあったが、それにしてもフォームに躍動感がなかった。

 26球目、94.2 マイル (約151.6キロ)の直球はど真ん中に入った。ファウルとなったが、大谷は少し首を横に振った。すると、ネビン監督、球団トレーナー、水原通訳がマウンドへ。同監督は大谷の肩に手をつき、説得するようにしばらく話し込んだ。大谷は、マウンドを下りた。日本人ファンも多く訪れていた本拠地エンゼルスタジアムで、大きなため息がもれた。その約30分後、球団広報から降板理由は「右腕の疲労」と発表された。

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