「自分のプレーもスペイン色に染まっている」

　求められることをこなしながら、自らのエッセンスをちりばめた。

　4月末のアルコルコン戦の得点、後方から相手エリアに飛び込んでクロスに合わせたゴールは「8番」としてのプレーがひとつの形になったシーンだろう。

「あの1点は自分でやりたいと思ったプレー。こうしたらいいかなという、即興の部分が実を結んだのかな。4年半スペインでサッカーをする中で、自分のプレーもスペイン色に染まっているとは思う。このリーグでプレーするにはこうなっていないと、という思いが自分を染めていっている。総合的に成長できている印象はある」

(C)Getty Images

　願っていた1部昇格は叶わなかった。ひとまず新シーズンはレガネスに合流し、もう一度昇格を目指すことになる。

「来季については、今の所はフラット。現状ある契約について考えるしかないと思うし、個人的には何も思っていない。自分のプレーを良くしていくことにフォーカスしてプレシーズンを過ごしていきたい。明日何が起こるか分からないのがサッカー界。怪我も軽い肉離れだったし、プレーオフ時にはもう治りかけの状態だった。もうトレーニングもしているし、問題はない」

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