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「彼が岩瀬のようになってくれたら」戦線離脱が続く巨人で原監督が期待する中川皓太の“試合の流れを作る力”とは
 

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鷲田康

鷲田康Yasushi Washida

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photograph bySankei Shimbun

posted2021/04/09 13:30

「彼が岩瀬のようになってくれたら」戦線離脱が続く巨人で原監督が期待する中川皓太の“試合の流れを作る力”とは<Number Web> photograph by Sankei Shimbun

デラロサとともに巨人リリーフ陣の屋台骨となっている中川

将来のチームの設計図を忘れたわけではない

 チーム状況を考えれば、しばらくはこうして9回に固定せずにポイント、ポイントで、切り札としての中川投入がチームの勝負手となるはずである。

 現場を預かる指揮官・原辰徳にとって、ユーティリティー・リリーバーとしての中川の存在感は、コロナ禍のチーム状況では欠かせない存在となっているわけだ。

 だが、その一方で全権監督・原辰徳は、将来のチームの設計図を忘れたわけではない。

「2人の守護神!」

 中川とデラロサの起用法を聞かれた原監督の答えである。

 おそらく今後は試合展開と相手打線の左右を見ながら中川の投入を決め、そこに合わせておのずとデラロサや他のリリーフ投手の起用場面も決まってくることになるはずだ。

 コロナ禍の中の巨人のブルペンは、中川を中心に回っていくことになる。

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