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マイルCSの主役、グランアレグリアは“DNAの呪い”を抜け出した? アーモンドアイを負かした名馬が再び 

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島田明宏

島田明宏Akihiro Shimada

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posted2020/11/21 17:01

マイルCSの主役、グランアレグリアは“DNAの呪い”を抜け出した? アーモンドアイを負かした名馬が再び<Number Web> photograph by Kyodo News

前走のスプリンターズステークスを圧勝したクリストフ・ルメール騎乗のグランアレグリア

連覇を狙うインディチャンプは相手が悪すぎる

 連覇がかかるインディチャンプ(牡5歳、父ステイゴールド、栗東・音無秀孝厩舎)も上位争いに加わるだろう。例年なら十分チャンスがあったと思うが、今年は相手が悪すぎる。

 NHKマイルカップを制したラウダシオンと、昨年の2歳女王レシステンシアなど、サリオス以外の3歳勢も馬券に絡むかもしれない。

◎グランアレグリア
○サリオス
△レシステンシア

 先行したサリオスが直線でグランアレグリアが上がってくるのを待ち、2年前の朝日杯でアドマイヤマーズがしたように、「牝馬を負かすにはこうするのだ」とばかりに、ガツンと馬体を併せに行く形も考えられる。そう、朝日杯でアドマイヤに乗っていたのは、今回サリオスに乗るミルコ・デムーロなのだ。グランアレグリアのルメール対サリオスのデムーロという図式で見ても面白い。

 展開をイメージするだけでアドレナリンの出るレースがつづくのが、嬉しい。

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