私が惚れこんでいる横浜高・増田珠を3位に。

　1位中村奨成、2位石川翔で5年後の強力バッテリーを獲得できた。ならば、ここで一気に、“強力センターライン”を構築してしまおう。

　3位指名は横浜高・増田珠中堅手（180cm82kg、右投右打）で攻める。

　センターライン強化なら、NTT東日本・福田周平遊撃手（25歳、169cm68kg、右投左打、明治大）でもいい。この遊撃手だって、千葉ロッテ2位の藤岡裕大遊撃手と共に、来季パ・リーグの新人王“本命”の1人に私が推している逸材だ。

　去年の今ごろ、「西武・源田は来季の新人王の本命です」とメディアでずいぶん書いたり話したりして、そのたびキョトンとされていたことが懐かしい。

　3位に増田を推すのは、私が惚れ込んでいるからだ。こんな“野球上手”、見たことない。変化球にタイミングを外されて、とっさの体重移動で右中間に放り込むなんて、ソフトバンク・内川聖一クラスの“とっさ力”と見る。

　サッといなくなるような盗塁のスタートに、球際に強くスローイングの精度も、さすが横浜高で鍛えられている。逆に、土の匂いの残る体当たりのプレーは、従来の横浜高タイプとはやや一線を画すか。

　プロでいえば、オリックスで活躍した谷佳知の再来。10年センターを守って打撃ベストテンの常連に。なくてはならないチームリーダーになれる資質の持ち主だろう。

4、5位で欲しい選手が6、7人いる。さあ困った。

　今年のドラフトは、4位、5位に魅力的な選手が並んだ。

　4位が困った。どうしても欲しい選手が2人いる。

　さらに、5位も困った。欲しい選手の名前が4人も5人も挙がってしまう。こうなってくると、この6、7人の中で2人という選択になる。 

　さあ困った。これは難しい。難しいが、こういうところが「妄想ドラフト」の妙味なのだ。将来性を取るのか、すぐに使えそうな能力を取るのか。4位、5位になったら、実力にこだわるより“好み”で選んでもよさそうだ。

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