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高橋純平、ミギータ、五十嵐、松坂。
ソフトバンク復権、重責を担う4人。 

text by

田尻耕太郎

田尻耕太郎Kotaro Tajiri

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photograph byNIKKAN SPORTS

posted2017/01/04 07:00

高橋純平、ミギータ、五十嵐、松坂。ソフトバンク復権、重責を担う4人。<Number Web> photograph by NIKKAN SPORTS

2016年唯一の登板となった楽天戦で炎上した松坂。プエルトリコでのウインターリーグ参加で往年の球威は戻っているのか。

「1番ピッチャー大谷」に神られて以降は……。

 それはプロ野球の歴史が動いた一日。

「1番ピッチャー」大谷翔平の初球先頭打者ホームラン。しかも、投げてはホークス打線を8回零封するという、これ以上ないリアル二刀流を見せつけられた。

 漫画や小説でも書けないようなことが現実に起きたことで空気が一変した。セ・リーグではカープが「神ってる」と話題をさらったが、この大谷の方がよっぽどである。また、あの165キロを計測したのもホークス相手(CSファイナル第5戦)だった。

 大谷ただ一人に“神られた”2016年だった。

 オフはまるで反省会の日々である。契約更改後の会見や各地のトークショーでは選手たちが懺悔の言葉を並べた。12月にはある選手の結婚式に出席したが、新婦側の祝辞でも「来季こそは」と励まされる始末だった。

「1(ワン)ダホー!」にするため、新戦力台頭が必須。

 リーグ制覇と日本一奪回への2017年。

 工藤公康監督就任から2年続いたスローガン「熱男」に別れを告げて、新しい合言葉は「1(ワン)ダホー!」だ。

「チーム一丸となって、『1』番を目指し戦うという強い意志の表れです。そして『ワンダフル・ホークス』という意味も込められています。ファンの皆さんがワクワクドキドキするように、試合の中でしっかりと結果を残し続けて、日本一を目指していくという意味もあるんです」(工藤監督)

 そんな歓喜の声が上がる2017年になるために。やはりファンが喜ぶのは勝利のほかに、若い新戦力が台頭することだ。

【次ページ】 登板なしに終わった高橋純平は投球フォームを矯正。

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