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新日本オカダvs.ノア丸藤の両国決戦!
「次やったらわからない」2人の運命。
text by
原悦生Essei Hara
photograph byEssei Hara
posted2016/10/03 07:00
G1クライマックスでオカダから3カウントをとった丸藤。オカダの得意技レインメーカーを阻み、自分の得意技であるポールシフト式のエメラルドフロウジョンを見事に決めた。
丸藤の第2章は、オカダにとっても飛躍の時に。
オカダとの初対決となった、この夏の札幌でのG1クライマックス前、丸藤はこう言った。
「それなりの覚悟と意志と結果を見せたい。対戦できるのも何かの縁であり、運命だと思う」
そして勝利という結果が、今回の再戦を引き出したのだ。
「歳も、キャリアも積んで、ちょっと丸藤正道というプロレスのキャリアが停滞しつつある部分」と語っていた丸藤にとって、その新たなる第1章となった札幌は、素晴らしい一日となった。
両国でもさらに素晴らしい第2章が待っている予感もする。
この再戦への期待感は大きい。
もしかしたら、2人にとって、今年のプロレス大賞あるいは年間最高試合につながるような戦いになるだろう。