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「ナイジェリア戦がメダルへの全て」
リオ初戦、日本が抑えるべきはミケル。

posted2016/08/04 17:30

 
「ナイジェリア戦がメダルへの全て」リオ初戦、日本が抑えるべきはミケル。<Number Web> photograph by AFLO

2年前のブラジルW杯でも存在感を見せたミケル。手倉森ジャパンにとってその経験値は最大の脅威となる。

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佐藤俊

佐藤俊Shun Sato

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 いよいよ決戦である。

 初戦はグループリーグを突破するために極めて重要な試合だ。「ナイジェリア戦がメダルへの全てだという覚悟でいく」と手倉森誠監督は言ったが、ナイジェリアとは五輪で過去3回対戦している。

 メキシコ五輪では釜本邦茂がハットトリックを決めて3-1で勝利。その後、アトランタ五輪では0-2で敗れ、北京五輪では豊田陽平が1点を挙げたが1-2で敗れている。28年ぶりに五輪の扉を開けたアトランタ五輪以降は2連敗と分が悪い。

 チームのスタイルはアフリカ勢らしい身体能力を活かした攻撃的なサッカーで、主軸はOAのジョン・オビ・ミケルだ。ブラジルW杯に出場し、A代表では主将。プレミアリーグのチェルシーでプレーするボランチは守備範囲が広く、ボール奪取能力やパスセンスにも優れている。非常にやっかいな相手だが、身体能力と潜在能力が未知数な若手選手にも怖さがある。

ナイジェリアは20歳以下の選手が半分を占める。

 今回のチームは20歳以下の選手が9人もいる若いチームだ。日本で言えば井手口陽介の世代がチームの半数を占めているということになる。その数字が示すようにナイジェリアの若い選手は国際大会で結果を出し続けており、滅法強い。

 U-17W杯では2007年韓国大会で優勝し、リオ世代が入った'09年ナイジェリア大会では準優勝。最近は'13年UAE大会、'15年チリ大会と2連覇を達成している。

 日本はU-20W杯、'13年トルコ大会、2015年ニュージーランド大会ともに出場できなかったが、ナイジェリアは2大会ともにベスト16という結果を残している。

 今回のナイジェリアはそれらの大会に出場した選手など若手主体ながらOAのミケルらをスパイス役として入れたチーム編成になっている。システムは4-3-3、4-4-2でサイド攻撃が強みだ。ドリブルで圧力をかけてラインを下げ、スピードとパワーを生かしてボックス内にゴリゴリと入り込んでくる。日本にとっては一番イヤな攻撃パターンだ。

【次ページ】 長身FWサディク、そしてミケルのプレーに要注意。

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