「弟は100％だ」

――2014年ワールドカップでは、直前のチャンピオンズリーグ優勝は果たしましたが、怪我もあっていいプレーができませんでした。

「ワールドカップで活躍するのを夢見ていたけれど、できなかった。チャンピオンズリーグの決勝で、怪我をさらに悪化させてしまったんだ。そして代表に行った。休まなければいけなかったんだ。

　だが、今回はリーガを2試合休んだ。それはチャンピオンズリーグ決勝とEUROを考えての上だ。いまは31歳で、20歳の時とは違う。昨日も弟と話をしたけれど、とても意欲的になっていたよ」

――怪我などの心配はありませんか？

「もう大丈夫だ。弟は100％だ。ポルトガルはいいチームだし、EURO優勝を目指せる。そして今回が弟にとって、最後のチャンスだ」

――あなたにとって弟であるロナウドはどのような存在でしょうか？

「俺が学校をやめて、家族のために働いた頃、あいつはまだ小さくて、いつもボールで遊んでいた。しかし今は逆だ。あいつが家族全員のために働いている。事実上、あいつは我々の父親なんだ。俺は感謝しているし、そのことはあいつも分かっている。そのような弟を持って俺は幸せだと思っているよ」