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新日本プロレス総選挙の結果発表!!
初代1位に輝いたのは……あの逸材。
posted2015/07/16 10:30
text by
Number編集部Sports Graphic Number
photograph by
Sports Graphic Number
中邑真輔が1位独走だったが、最後は棚橋弘至がハナ差でまくり、小誌14年ぶりのプロレス特集、本日発売のNumber882号「新日本プロレス No.1宣言」の表紙&巻頭記事をゲットすることになった。
そして行なわれたインタビュー。
棚橋選手が言い続けていたのは「もっと有名になりたい」ということだった。
2006年、新日本プロレスがどん底の時期にIWGP王者になり、そこから地道にリングの内外でプロモーション活動を続けてきた。2012年にブシロードが親会社になったこともあり、新日本プロレスはかつての勢いを取り戻した。
後楽園ホールのチケットはプラチナチケットとなり、両国国技館も大阪城ホールも超満員を記録。新年の東京ドーム公演も年を重ねるごとに熱さが増している。
その中心にいるのが棚橋選手であることは疑いがない。ポスターでも必ず棚橋選手は写っているし、地上波のテレビ出演も真壁刀義選手とともに非常に多い。
その棚橋選手がもっと有名になりたいという真意はどこにあるのだろうか。
――なんでもっと有名になりたいのでしょうか?
例えば地方だと、ポスターとかを見て、テレビに出ている人が来るらしいよってなって、じゃあ実際にプロレスを見に行こうかってなる。僕がもっともっと有名になることでプロレスに還元できるんです。だからもっと道を歩けないぐらいになりたい。
――道でおばちゃんたちにベタベタされるぐらいに(笑)。
プロレスが他のスポーツと違うところって、下部組織がないところなんですよ。例えば野球だったら、少年野球団があるじゃないですか。でもプロレスには下部組織がない。じゃあこの先、10年後、20年後に、どうやってプロレスを盛り上げていくのかっていったら、「プロレスラーになりたい!」って思ってくれる子どもたちを増やすしかないんです。
「そのアイコンになれるのは俺しかいない!」
――確かにそうですね。日本が強い競技は下部組織がしっかりしています。
柔道が強いのは、柔道をやっている子どもが多いからですよ。だからお家芸になるんです。プロレスラーになりたい子どもたちを増やすには、プロレスラーになった先のビジョンを見せられないといけない。プロレスラーになればテレビに出られるとかね。アメリカだったら、ザ・ロックがハリウッドスターになっているじゃないですか。そういった憧れられる存在になることができたら、もっとプロレスラーになりたい子どもたちが増えると思うんですよ。そのアイコンになれるのは俺しかいない。