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報酬は両者で300億円超! 値段も破格の“世紀の一戦”。
~メイウェザーvs.パッキャオの熱狂~ 

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渋谷淳

渋谷淳Jun Shibuya

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posted2015/04/20 11:00

報酬は両者で300億円超! 値段も破格の“世紀の一戦”。~メイウェザーvs.パッキャオの熱狂~<Number Web> photograph by KYODO

 信じられないほどのビッグマネーが動き始めている。ボクシングの聖地、米国ラスベガスで5月2日(日本時間3日)に挙行されるフロイド・メイウェザーとマニー・パッキャオの一戦である。

 ボクシングに限らず「世紀の対決」は古今東西繰り広げられてきたが、お金の話に限っていえば、今回のメガファイトは史上最高と言えるかもしれない。

 両者の対戦実現が確実となった2月、米国のメディアはこれを「2億ドルファイト」と称した。両者の試合報酬の総額が2億ドル(1ドル120円換算で240億円、以下同じ)というのがその根拠である。これをメイウェザーが6、パッキャオが4の割合で分配すると、メイウェザーが144億円、パッキャオが96億円というとてつもない金額になるのだ。

この一戦で、メイウェザー216億円、パッキャオ120億円!

 ところが、ファイトマネーはさらに上積みされる見通しだと報じられた。AP通信によれば、総額は2億8000万ドル(336億円)で、メイウェザーが216億円、パッキャオが120億円。“マネー(金の亡者)”の異名を持つメイウェザーは3月の記者会見で「この試合について営業をする必要はない。勝手に売れるさ」と言い放ったが、まさにその通りにことは進んでいるのだ。

 この数字がいかに並はずれているか、米経済誌「フォーブス」が毎年発表するスポーツ選手長者番付を調べるとよく分かる。2014年はメイウェザーがトップで126億円。2位がサッカーのC・ロナウドで96億円、3位がNBAのレブロン・ジェームズで86億7600万円と続く。もし他競技のスーパースターたちの収入に大きな変化がなければ、2015年はメイウェザーがぶっちぎりの1位、パッキャオの2位もほぼ確定だろう。

 巨額の試合報酬を生み出す主な要因は、ペイ・パー・ビュー(PPV)というテレビの課金システムの存在だ。PPVの過去最高視聴件数は'07年のメイウェザー対オスカー・デラホーヤで248万件。売り上げの最高は、'13年のメイウェザー対サウル・アルバレスの147億円。視聴件数と売り上げの最高が一致しないのは、視聴料金の違いによる。

【次ページ】 「スーパーボウル、五輪に匹敵する」と息巻く声も。

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