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最年少記録を続々更新中。
17歳の大器に注目せよ。
~石川遼のライバル、M・マナセロ~ 

text by

三田村昌鳳

三田村昌鳳Shoho Mitamura

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photograph byTaku Miyamoto

posted2010/05/05 08:00

最年少記録を続々更新中。17歳の大器に注目せよ。~石川遼のライバル、M・マナセロ~<Number Web> photograph by Taku Miyamoto

マスターズでは4オーバーでローアマチュアに。趣味はサッカーで、ACミランのファン

 今ヨーロッパのゴルフファンが注目しているのは、タイガー・ウッズでもフィル・ミケルソンでもない。5月第1週のイタリアン・オープンでプロデビューするイタリアの新星マッテオ・マナセロだ。

 1993年4月19日生まれ。17歳になったばかりの少年である。昨年の全英アマチュアでは16歳で優勝。124年の歴史を誇る大会で最年少記録を更新した。

 そして今年のマスターズから招待状が届き、史上最年少出場(16歳11カ月)を果たす。1952年のトミー・ジェイコブス(17歳1カ月)の記録を更新しての出場だった。

アマチュア選手がマスターズの予選を通過したのは11年ぶり。

 これだけでも注目度は高いのだが、さらにアマチュア選手として、マスターズでは11年ぶりとなる予選通過を成し遂げたのだ。もちろん、ここでも最年少記録(1967年、ボビー・コールの18歳10カ月)を塗り替えた。

 予選2日間通算3オーバーとギリギリの通過ではあった。ちなみに石川遼は、4オーバー。1打差で涙をのんだ。石川は、2日間で7つのバーディと11個のボギー。対してマナセロは、4つのバーディにボギーが7個と、手堅いプレーでまとめた。

 マナセロは、まだ高校に通っている。プロ転向すると両立が難しいけれど「できれば、2012年までに卒業したい。オンラインで授業を受けたりもできるから」と言う。

石川遼とマスターズの優勝争いをする日も近い!?

 マスターズの女性ギャラリーたちは、マナセロに熱い視線を浴びせていた。甘いマスクに、自分の息子や孫だったらという思いも重なって、最終日、マナセロの組がやってくると惜しみない拍手を送っていた。

 その声援に後押しされたのか、彼は、最終日をパープレーでまとめて、36位という成績で初出場のマスターズを終えた。

 トム・ワトソンが憧れの選手。その理由は、60歳になっても変わらぬ闘争心と、ゴルフゲーム運びの巧さだという。

 ある記者が、石川遼が20歳でマスターズ優勝という夢を持っているらしいけど、どう思う? と質問すると、こう答えた。

「年齢は、関係なく、僕の夢もマスターズ優勝ですよ」

 181cmという恵まれた体格。久しぶりにヨーロッパから大器が登場した。

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