プレスリリースBACK NUMBER
病院で初開催!島根大学医学部附属病院でエアドームによる「海の大冒険!ブッチくんと学ぶ探検ツアー!」
posted2025/12/15 10:00
2025年11月27日(木)<開催場所:島根大学医学部附属病院>
一般社団法人 自然科学体験学習ネットワークは、島根大学医学部附属病院で通院中・入院中の子どもたちを対象に、最新技術を用いて海の魅力をリアルに体感し、海をより身近な存在として感じてもらうことを目的とした「海の大冒険!ブッチくんと学ぶ探検ツアー!」を実施しました。本イベントでは、病院内での実施は初となるエアドームを用いた360度海中映像体験をはじめ、VRゴーグルによる海中遊泳、触れる「さかなかるた」を展開し、子どもたちが五感を使って海の魅力や海洋課題を楽しく学べる機会を提供しました。
このイベントは、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。

イベント概要
・開催概要:島根大学医学部附属病院で通院中・入院中の子どもたちを対象に、海の魅力と海洋問題について学ぶVirtual Ocean Project企画「海の大冒険!ブッチくんと学ぶ探検ツアー!」を実施しました。午前中は病院でのイベントでははじめてとなる360度映像のエアドーム型体験プログラムを実施し、午後は島根大学医学部附属病院小児センターの多目的ルームでスクリーンを使った体験プログラムを実施しました。その他にもVRゴーグルによるVR海中遊泳体験、魚の鱗の凹凸を再現した「さかなかるた」ゲームによる五感を刺激するプログラムで多角的に海への関心を深めました。
・日程:2025年11月27日(木)
・開催場所:島根大学医学部附属病院
・参加人数:55人(子ども:18人/親・先生:38人)
・協力:島根大学医学部附属病院、島根県立しまね海洋館アクアス、千葉印刷、株式会社スペースクリエイションズ
病院内初のエアドーム設置!「海の大冒険!ブッチくんと学ぶ探検ツアー!
午前中は、島根大学医学部体育館にエアドームを設置し、「海の大冒険!ブッチくんと学ぶ探検ツアー!」を2回(11:00~/12:00~)実施しました。病院でのイベントとしてのエアドーム活用は今回が初の試みです。小児センターから体育館までの移動中から楽しみにしていた子どもたちは、現れたエアドームに目を輝かせていました。参加者は2歳から18歳までの通院・入院中の子どもたちで、車椅子利用や点滴中の子どもたちもドームの中に入り、一丸となって探検ツアーへ出発しました。
エアドーム内では、360度見渡す限りの海の世界が広がり、ナビゲーターのジンベエザメ「ブッチくん」が登場。ブッチくんが参加してくれた子どもの名前を呼ぶと、子どもたちは驚きの表情をしていました。その後は、ブッチくんとリアルタイムで会話をしながら、魚の種類や地球温暖化などの海の問題、地元・島根の海に関するクイズに元気いっぱいに答え、子どもたちはブッチくんの話や映像に食い入るように見入り、海の問題を「自分ごと」として捉える真剣な眼差しが印象的でした。
ドームから出てきた子どもたちは、普段とは異なる世界を体験し、非常に明るい表情を見せてくれました。中には、入院している兄弟のために学校を休んで家族揃って参加された方もおり、家族団らんの楽しいひとときを過ごされていました。
午後は会場を小児センターの多目的ホールへ移し、スクリーンを使用した同プログラムを実施しました。ベッドごと移動して参加した子どもたちも、寝たままの状態でありながら、海の映像とブッチくんの解説に深く集中し、聞き入る様子が見られました。保護者の方からは「普段とは違う、楽しんでいる表情の変化を見ることができた」と喜びの声が寄せられました。

五感を刺激する「VR海中体験」と「さかなかるた」
体育館、多目的ルームともに「海の大冒険!ブッチくんと学ぶ探検ツアー!」の後は、VRゴーグルを使用した海中体験を行いました。ゴーグルを装着した瞬間に目の前に広がるリアルな海の世界に、子どもたちは驚いていました。体を動かしながら目の前を泳ぐ魚を目で追ったり、手を伸ばして魚に触れようとしたりと、没入感を楽しんでいました。最初は装着を躊躇していたお子様も、保護者の方と一緒に体験することで海の世界に入り込み、ゴーグルを外すことなく夢中で海の世界を楽しんでいました。また、特殊な印刷技術で魚のウロコの凹凸を再現したさかなかるたパネルの展示も行いました。マグネット式の魚の模様パネルを外すと、その魚の情報が現れる仕組みになっています。子どもたちは興味津々で模様を観察したり、パネルの表面を撫でて感触を確かめたりしながら、親御さんや先生と一緒に「何の魚かな?」とクイズ形式で盛り上がりました。
VRゴーグルで間近に迫る魚の迫力を感じ、さかなかるたパネルで普段触れることのない魚の感触を確かめ、これらの体験を通じて、子どもたちの海や魚への興味関心、そして知識がより一層深まっていく様子がうかがえました。

参加した子ども・保護者・先生方の声
・魚を間近で見ることがなかったので、実際に海に入っているようで楽しかった。・魚がいっぱいいて楽しかった。
・子どもたちが入院のこと忘れて楽しんでくれていて元気をもらった。
・病棟では見せないような笑顔や元気な声が聞こえてきました。
<団体概要>
団体名称:一般社団法人 自然科学体験学習ネットワーク
URL:https://www.virtualocean.jp
活動内容:一般社団法人 自然科学体験学習ネットワークは、自然科学領域におけるアクティブラーニングを通じて、自然の神秘や科学への興味関心・課題解決力を養うことを目的とした団体です。

日本財団「海と日本プロジェクト」
さまざまなかたちで日本人の暮らしを支え、時に心の安らぎやワクワク、ひらめきを与えてくれる海。そんな海で進行している環境の悪化などの現状を、子どもたちをはじめ全国の人が「自分ごと」としてとらえ、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、オールジャパンで推進するプロジェクトです。
https://uminohi.jp/
企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ
提供:PR TIMES

