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【動画】「6区で今西さんの記録を…」「勝ったけど鈴木琉胤君は強い」内堀勇&松井海斗が語る“エースの条件”と「もっちり」シューズの使い方《徹底解剖:東洋大学2025④》
NumberPREMIERでは東洋大学を徹底解剖。酒井俊幸監督、網本佳悟キャプテン、岸本遼太郎&薄根大河選手の動画インタビューを公開中です。
「2年生を主にしながらチーム強化をしていきたいと思っています」
今季の東洋大は2年生に力のある選手がそろっており、酒井俊幸監督もこう明言していました。
彼らの学年は昨季、ルーキーイヤーから存在感を示していました。箱根駅伝には迎暖人、宮崎優、内堀勇の3人が出場。当時の4年生、石田洸介と梅崎蓮の「飛車角」が欠場するという危機的状況に奮起し、力走を見せました。

その一方で出走が叶わなかったのが松井海斗です。松井は、いわばこの学年の“ドラ1”選手。ルーキーイヤーはトラックシーズンから活躍を見せましたが、昨年10月に首のヘルニアの手術をした影響で駅伝シーズンに出遅れてしまいます。その後調子を上げて箱根駅伝のエントリーメンバー入りを果たしたものの、結局出番は回ってきませんでした。
「後々になって、去年の自分には(箱根駅伝は)遠い世界だったなって感じました」
同期の走りを見て「自分も走りたかった」と思う一方、冷静に現実を受け止めていました。その悔しさを糧にさらなる成長を誓った松井は、今年4月の日本学生陸上競技個人選手権の5000mで進化した姿を見せます。早稲田大学の注目のルーキー・鈴木琉胤との大激戦を制し、13分44秒59の大会新記録を打ち立てて優勝を飾りました。
「今まで、最後の最後に勝ち切るレースがあんまりなかったので、ラストスパートで勝ち切ることができたのは、自分の中で自信になりました」
全日本大学駅伝関東地区選考会でも、最終組を任された松井は1万mの自己ベストをマークし9着と好走しており、“鉄紺のエース”としての風格が備わりつつあります。それでも「まだ全然エースっていう立場までは来ていない」と松井はきっぱりと言い切ります。松井が思い描くエース像とは? また今季のチームにおける自身の役割とは? 動画インタビューで語ってもらいました。

内堀「6区は自分に適性があると思っている」
内堀もまた今季の主力に数えられる一人。前半戦は全日本選考会で松井と共に最終組を担い、1万m28分台の自己ベストをマークしました。さらに、8月の蔵王坊平クロスカントリーではシニア男子8000mで大会新記録を打ち立てて圧勝しています。
今年1月の箱根駅伝は、もともとは6区の控えとして準備していましたが、チーム状況により急遽7区を走りました。順位を落としはしたものの、スクランブル起用にもかかわらず区間11位にまとめました。
「なかなか1年生で箱根駅伝を走らせていただくということがない中で、かなり貴重な体験、経験になりました。箱根駅伝のメンバーにしか学べないこともあり、それを1年生から学べたのは大きな力になります」

その経験を今季の成長につなげています。この夏もしっかり走り込んでおり、駅伝シーズンはさらなる活躍が期待されます。箱根駅伝への意気込みを聞くと、内堀が口にしたのは山下り・6区への思いでした。
「6区は自分に適性があると思っている。チームの力になりたい」
そんな言葉を口にしていました。目標とするのは、3年連続で山を駆け下りた偉大な先輩・今西駿介の記録です。
内堀がチーム内で「一番意識している選手」は?
動画では、以下のようなトピックについて触れています。
(松井選手)
- 11月は本当に苦しかった…昨季後半を振り返って
- 「本当に自信になった」レースとは?
- 「その立場までは来ていない」鉄紺エースの条件は?
- 「5区じゃない」箱根駅伝の希望区間は?
- NIKEの「もっちりしてて、いいシューズ」とは?
(内堀選手)
- トラックシーズンの手応えと物足りなさ
- 箱根駅伝に出る選手しか得られない「学び」とは?
- 自ら設定した夏合宿のテーマ
- 個性もある「2年生」は全体としてどんな学年?
- チーム内で一番意識している選手は?
彼らの言葉の節々には、鉄紺の主軸としての自覚が感じられました。今季のチームのテーマ「鉄紺の結束」を実現する上でもキーマンになりそうな2人のインタビュー、ぜひご覧ください。(8月27日取材)
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