今回は、先日公開して大反響だったステファン・ランビエルさんへのインタビューを振り返り、深掘り。改めて感じたランビエルさんの空気感、そして宇野昌磨さんとのシンクロについてじっくりと紐解きました。
ランビエルさんへのインタビューは、全編英語で行われました。これまで文字としてランビエルさんのインタビューは何本も存在しますが、英語でのインタビューをこれほど長時間の動画として公開するのはおそらく日本では初めての試み。NunberPREMIERにとってもチャレンジングな企画となりました。
「なんといっても、わかりやすくゆっくりしゃべってくれましたね。翻訳はつくものの、見ている方も英語のニュアンスや話している言葉の雰囲気を感じながら見ることができるインタビューになったと思います。本当のステファンの思いがはるかにわかる、ダイレクトに伝わってくるものになったと思います」
インタビューを振り返って野口さんはそう話します。今回、ランビエルさんが滞在しているホテルから取材場所まで少し距離があったのですが、迎えにいった野口さんが合流して雑談をしている時ですら「言葉選びが美しいんです」と明かします。
宇野昌磨さんが現役引退後、初めてプロデュース・主演を務めたアイスショー「Ice Brave」。取材はその1会場目、愛知公演が終わった次の日に行われたのですが、ランビエルさんが語ったことは、公演直後に取材させてもらった宇野さんが語ったことと、驚くほどシンクロしていました。

ランビエルさんがソロで滑った『Gravity』について、「ある面では自分の方がいいし、別の面では相手の方がいい部分もある」と2人とも語ったことに、取材陣は現場で話を聞きながら驚きを隠せませんでした。「演技の上手い下手はある程度のレベルならわかりますが、その先に深入りした芸術的表現や音楽的解釈を『この部分は自分の方が深く解釈できている』とは普通わかりません」と野口さんも話します。
2人がミラーのようになって同じ振り付けをする『Legends』に関しても、宇野さんもランビエルさんも「言葉は通じなくても、精神的な部分でつながっている」と口を揃えていました。
「もともと持っている技術、ひと蹴りでの移動距離、カーブの角度、呼吸の取り方をもともと知っているからこそ、『あの人はいまこう動いているに違いない』とわかるんです。ステファンさんはコーチとして宇野さんを見ていたからわかると思うのですが、宇野さんもステファンさんのことをしっかりと理解していました。師弟の心がつながっているからこそというのもあると思います」
ポッドキャストでは以下の話題でも盛り上がりました。
- 『昌磨にはコーチになってほしい』ランビエルさんの真意
- ランビエルさんの真面目さと勤勉さ
- 宇野さんの変化が導いたアイスショーへの成功
- 人生のさまざまな場面で変わる、曲への解釈
- 本当にジェントルマン!ランビエルさんの素顔
ランビエルさんの魅力を改めて「語り倒した」野口さんと聞き手藤井。まだインタビューをご覧になっていない方は、ぜひ見ていただきたい!ファンでなくても楽しめること間違いなしです。(7月22日収録)
※ポッドキャストをお聴きいただけるのはNumberPREMIER会員限定で、このページ下部でご視聴いただけます。
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