今季シートを失い、ライディングスクール講師やラーメン屋のアルバイトをしながら復帰のチャンスを狙っていた青山周平が、WGP250ccクラスの終盤4戦に出場することになった。
「ワイルドカードで出場した日本GP(4月)で6位になったときに話があった。それがやっと実現する。成績を残さなければ途中でクビになるかも知れないが、このチャンスをモノにしたい」
そんな決意を胸に9月中旬に渡欧した。
ひたむきさを失わず、自らチームと交渉して掴んだ契約。
チャンスを得た日本GPに出場するため、青山は必死の資金集めをした。6月と8月には、グランプリの会場を訪れて就職活動を行なった。そして、日本人ライダーの置かれている厳しい環境をあらためて実感する。
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photograph by Satoshi Endo