シーズン開幕早々、若手の活躍がめざましい。カタールオープンでは21歳のアンディ・マリー(英国)が優勝。準決勝でロジャー・フェデラー(スイス)、決勝でアンディ・ロディック(米国)と、世界ランク1位経験者を連破しての栄冠だった。インドのチェンナイオープンは20歳のマリン・シリッチ(クロアチア)が制し、ツアー通算2勝目を挙げた。ブリスベン国際(豪州)の1回戦で、世界ランク3位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)を破る番狂わせを演じたのは、これも20歳のエルネスツ・ガルビス(ラトビア)だ。
マリーは'87年生まれ、シリッチとガルビスは'88年生まれ。この'88年組には世界ランク9位のフアンマルティン・デルポトロ(アルゼンチン)もいる。そして、'89年生まれの出世頭が、現在59位の錦織圭だ。男子テニスでは、ラファエル・ナダル(スペイン)らの'86年組が黄金世代と言われているが、なかなかどうして、それに続く世代にも逸材がゴロゴロしているのだ。
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photograph by Hiromasa Mano