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最速誇るマクラーレン、その速さの「秘密」とは。

 完走19台、リタイアたった1台という稀に見る展開となったイギリスGP(1961年オランダGPでリタイア・ゼロ、全車完走記録がある)。マクラーレンのK・ライコネンは220km/hの“高速渋滞”にはまってしまい、選手権ポイント首位、ルノーのF・アロンソに11秒届かなかったが、12位スタートから3位まで追い上げる速さを見せた。

 名うての高速サーキット、シルバーストーンではチーム現有戦力がはっきり表れる。レース順位はマクラーレン・メルセデス、ルノー、B・A・Rホンダ、フェラーリ、トヨタ、ザウバー・ペトロナス、ウイリアムズ・BMW、レッドブル・コスワース……。5番目トヨタまでが同一周回を走り切れ、ザウバー以下は1周以上大きく引き離された。

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photograph by Hiroshi Kaneko

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