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’04年のキーワードは速さと信頼性の進歩。

 さて、'04年シーズンも終了。振り返ればデビュー14年目のM・シューマッハーが年間13勝のワールドレコードを樹立。まさに“ベスト・オブ・シューマッハー”とでも呼べるようなシーズンだった。

 それは昨年の成績と比べればより鮮明だ。6回目の王座を手にしたものの、年間6勝、ポールポジション5回、最速ラップは5回にとどまっていた。それが今年はほぼ“倍増”の年間13勝、PP8回、最速ラップ10回。中でも最も評価したいのがレース中にマークされた最速ラップで、勝てなかったモナコGP(トンネル内事故)や中国GP(スピンなどで12位)でも誰よりも速いタイムを刻んだ。独走優勝のパターンに持ち込めばあとは流してもいいはずだが、今年のシューマッハーはほとんどそういうことをしなかった。

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photograph by Fujio Hara

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