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稀なるダブルス専門家、トーマス嶋田が引退へ。

2009/03/08

 男子の現行世界ツアー制度が'70年に始まって以来、優勝経験がある日本選手は2人しかいない。松岡修造は、'92年韓国オープンで、日本男子として初めてツアーのシングルスに優勝した。日本男子のシングルス制覇は、後にも先にも、この1回だけである。松岡は、それに先立つ'89年ニュージーランドオープンで、ダブルスにも優勝している。ならば、ツアー制覇の経験を持つ、もう1人の日本男子は誰か。トーマス嶋田はダブルス専門家として、'01年ハイネケンオープン上海でツアー初優勝。その後、'02年ジェネラリオープン、'03年ブラジルオープンと制し、ツアー3勝を挙げた。その彼が、11月の全日本選手権混合ダブルスを制した直後に、'05年のデビスカップ(デ杯)を最後に引退すると発表した。

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photograph by Hiromasa Mano

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