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原辰徳に導かれた大田泰示の野球人生。

2009/03/08

 新入団選手に対する球団の期待度の高さを示すのが、背番号と合宿所の部屋番号である。ドラフト1位で巨人に入団した東海大相模高の大田泰示も、大きな期待を背負って入団したひとりだろう。松井秀喜(現・ヤンキース)の背番号55と、彼が入団後2年間を過ごした合宿所の部屋を与えられたのだ。

 広島県福山市の城南中時代、評論家をしていた原辰徳の野球教室に参加したことが、プロ野球選手を目指すきっかけになった。「辰徳さんにいいスイングをしていると褒められ、母校である東海大相模に入学を決めた」と言う。

 東海大相模に進学後、1年生の秋から4番・サードでスタメンに定着。東海大系列野球部総監督の原貢(原辰徳巨人監督の実父)は4番という重責に悩み、結果を残せない大田に「高校生にスランプはない。打てないのは実力がないからだ」と徹底して素振りをさせたこともあったと言う。その結果が高校通算65本塁打となって表れたのである。

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