メジャーリーグ選手が参加する初の試みだった国別対抗戦、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は日本の優勝という最高の結末で幕を閉じたが、この大会は日本のスポーツメディアにとって嬉しい誤算の連続だった。
スポーツ紙はネタ枯れのこの時期に、思わぬ追い風で好調な売れ行きを見せ、優勝すると号外まで出した。
昨夏、大会が発表された時点で、これほど盛り上がるとは予想されていなかった。日本で行われた1次リーグは読売新聞主催にもかかわらず、日本代表の3試合をTBS、日本テレビ、テレビ朝日の民放3社系列が1試合ずつ放送し、グループの日テレが独占放送しなかったことだけを見ても、それは明らかだ。
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photograph by Naoya Sanuki