マスカットで行われたオマーン戦の6日後、僕はサンチャゴ・ベルナベウでチャンピオンズリーグを見た。銀河系軍団に挑むディナモ・キエフの布陣は“3バック”。これでは守りっぱなしになると、期待は一瞬冷めかけたが、ピッチに描かれた実際の図が、第一印象と違うことに気付くまで、そう時間は掛からなかった。
ロナウドとオーウェンが同時に先発するチームと対戦した場合、日本代表ならば、オマーン戦の時と同様に、3バックで挑むに違いない。ディナモのサボー監督の敷いた布陣も、3バック、ウイングハーフ的な選手を両サイドに置いたことを見れば、日本と同じように感じられた。しかし、違ったのはその先である。
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