監督にとって一番嬉しい誤算は、キャンプ中には期待していなかった選手がペナント争いの戦力になる事である。そんな選手が多いほどチームは勢いづいていく。
今季から本拠地を札幌に移した日ハムの健闘は、まさにその見本だ。日ハムの投手陣はエースの金村曉以外は、ミラバルが不調、岩本勉もイマイチとコマが足りない状況だった。そこでヒルマン監督が抜擢したのが押本健彦であった。4月9日のダイエー戦に中継ぎで結果を出すと「高橋(信二)さんのミットめがけて投げただけ」とルーキーらしいコメントを残した。対戦した王監督の評価も「えらく勢いのある若者が出てきたね」というポジティブなもの。2回2/3で5奪三振を高く評価していた。
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