アメリカではこのところ、バラク・オバマ大統領の誕生を前に“変化”の風が吹いている。
NBAはもともと変化の激しいリーグだ。今季も、開幕直後にデトロイトとデンバーの間でアレン・アイバーソンとチャンシー・ビラップス他の大型トレードが成立したり、シアトル・スーパーソニックスがオクラホマシティ・サンダーになったり、審判が判定の際にビデオを参考にするインスタント・リプレイの使用枠が増えたり、刻々と変化していくリーグであることがうかがえる。
そんな中で、ユタ・ジャズのヘッドコーチ(HC)、ジェリー・スローンがひとつの偉業を達成した。ジャズのHCとして1000勝目に到達したのだ。リーグ通算記録でも1000勝以上をあげたHCは史上5人しかいないのだから、1チームでの1000勝は断トツ1位の記録だ(2位の故レッド・アウアバックが795勝)。この記録をスローンは20年かけて達成した。記録自体も凄いが、変化が激しいリーグで、20年もジャズのHCを続けていること自体が特筆すべきことだ。何しろ20年前といえば、まだロナルド・レーガンが大統領だった時だ。
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