ヤクルト・ベバリンから打った2000本目の安打がセンター返しだったのは、いかにも巨人・清原和博らしい。西武に入団した19年前、「PL学園時代にプロで通用するためのバッティングを教わった。センター返しこそ、最良のバッティングだって」と言っていたのだ。
試合後、記者会見場に清原があらわれると、拍手が起こった。清原もいつになく丁寧に「ありがとうございます」と言うと、屈託のない笑顔を浮かべた。「今までの苦労が長かった分、あっさりと出たね」という言葉には巨人移籍後、不調や怪我に悩まされながら記録達成したことへの気持ちが滲み出ていた。
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photograph by Shigeyuki Nakao