今から12年前、全国高校選手権の千葉県大会決勝が、ちょっとした注目を集めたことがある。
対戦したのは、その年、高校総体を制した習志野と、前年度の選手権優勝校にして、その年の関東大会を制していた市立船橋。当時、習志野には廣山望(東京V)、福田健二(ラスパルマス)、市船には北嶋秀朗(柏)らがおり、両校の選手が主力をなした千葉県選抜は、同年の国体をも制覇していた。実に、その試合は県大会決勝にして、事実上の日本一決定戦でもあったわけである。
そして今年、その千葉県大会決勝が再び、大きな注目を集めようとしている。というのも、すでに日本一のタイトルを獲得している二校が、たったひとつの代表の座を争うことになりそうなのだ。
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photograph by Manabu Takahashi