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日本の“せわしなさ”は本当に欠点なのか?

2009/03/08

 昨年12月、現ベレス・サルスフィエルド監督のウーゴ・トカリが来日し、Jクラブ育成部門の指導者を対象に講習会を行った。

 トカリはタレントの宝庫、アルゼンチンを代表する育成のエキスパート。過去、U―20代表やU―17代表の監督、コーチを歴任してきたばかりでなく、一昨年のワールドカップでは、コーチとしてペッケルマンの参謀役も務めている。多くの才能を見出してきた名指導者だけに、興味深い話を聞くことができた。

 いい選手を輩出しようと思えば、U―15年代では戦術よりも、基礎技術を向上、修正することが重要。だが、最近はアルゼンチンでも、子供たちがストリートサッカーをしなくなっているので、ボールキープのための体の使い方まで教えなければならなくなっている、など。

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photograph by Naoya Sanuki

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