金メダルを姉妹で手にする。そんな夢のような話がいよいよ現実のものになりそうだ。
4月13日に東京・駒沢体育館で行われたレスリング女子48kg級のアテネ五輪代表決定プレイオフで、伊調千春が中京女大の後輩、坂本真喜子を判定で撃破し、念願の五輪切符を手に入れた。妹の馨はすでに2月のクイーンズカップで五輪代表に選ばれている。
これまで姉妹で代表になったのは'96年アトランタ五輪バドミントン単の水井妃佐子、泰子姉妹、同複の宮村愛子、亜貴子姉妹、'00年シドニー五輪シンクロナイズドスイミングの米田祐子、容子姉妹の例があるが、4組目の伊調姉妹には史上初のダブル金メダルの期待がかかる。女子レスリングの決勝4階級が行われる2004年8月23日は、日本のスポーツ界にとって歴史に残る一日になるかもしれない。
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