#1155
巻頭特集

記事を
ブックマークする

【日本シリーズMVP】「強く振る。それが伝統」正木智也が語る“常勝ホークス”を支える野球少年でも守れるルール「走塁は紙でもらいましたが…」《インタビュー》

2026/11/05
大怪我を乗り越えて今年から1番打者に定着。シーズン28本塁打でブレイクすると日本シリーズでも第3戦のサヨナラ弾を含む2本のアーチを描いた。大舞台で躍動した鷹の新鋭が受賞の喜びを語る。(原題:[MVPインタビュー]正木智也「強く振る。それが伝統です」)

――日本一のビールかけを終えたばかりで、ほんのり頬が色づいていますね。

「普段は飲んでもあまり赤くならない方ですけど、レギュラーシーズンやCS以上にみんなに相当かけられたし、自分でも結構ラッパ飲みしたので(笑)」

――見事なMVP。シリーズでの活躍をみんなが祝福してくれたのでしょう。

「正直、こんな秋が待っているとは想像もしていませんでした。頑張ってよかったと思います」

――試合後のお立ち台では「ちょっとでも貢献できた」と話されていましたが、ずいぶん謙遜しているように聞こえました。

「いや、周りのたくさんの方々の力があってこそ勝てたし、僕も打てたと思うので。自分の力なんて、ほんのちょっとですよ」

――日本一の瞬間はファーストの守備で迎えました。空振り三振での決着でしたが、ボールに触る機会の多い一塁手。本当はウイニングボールを掴みたかったのでは?

「いや、三振でよかったです。ボールが飛んでくるのも嫌だったので」

――やっぱり控えめですね。

「はい(笑)」

Hideki Sugiyama
Hideki Sugiyama

「野球の神様に見放された」と思った瞬間

――最終回は何を思い浮かべながら、守っていましたか?

「去年は左肩亜脱臼で手術をしてシーズンの大半を棒に振って、そして今年もオープン戦で右足裏の蜂窩織炎(ほうかしきえんという感染症にかかり出遅れました。5月にやっと一軍へ上がって、まさか自分が1番打者を任されるなんて夢にも思わなかった。去年までプロ4年間で規定打席を一度もクリアしていない。今年ダメならやばい。本気でそう思っていました。まずは初の二桁本塁打を目指し、達成したら上方修正する。その結果シーズンでは28発打てました。いろんなことがあって、長く感じた1年。だけどいいシーズンだった。それがもうすぐ終わるのか……。そんなふうに考えていました」

会員になると続きをお読みいただけます。
続きの内容は…
オリジナル動画500本以上も見放題、
会員サービスの詳細はこちら
※2カ月目以降は通常価格1,300円での自動更新となります
キャンペーン終了まで日時間分秒
特製トートバッグ付き!

「雑誌+年額プラン」にご加入いただくと、全員にNumber特製トートバッグをプレゼント。
※送付はお申し込み翌月の中旬を予定しています

photograph by Nanae Suzuki

0

0

0

関連
記事