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【日本シリーズMVP】「強く振る。それが伝統」正木智也が語る“常勝ホークス”を支える野球少年でも守れるルール「走塁は紙でもらいましたが…」《インタビュー》
――日本一のビールかけを終えたばかりで、ほんのり頬が色づいていますね。
「普段は飲んでもあまり赤くならない方ですけど、レギュラーシーズンやCS以上にみんなに相当かけられたし、自分でも結構ラッパ飲みしたので(笑)」
――見事なMVP。シリーズでの活躍をみんなが祝福してくれたのでしょう。
「正直、こんな秋が待っているとは想像もしていませんでした。頑張ってよかったと思います」
――試合後のお立ち台では「ちょっとでも貢献できた」と話されていましたが、ずいぶん謙遜しているように聞こえました。
「いや、周りのたくさんの方々の力があってこそ勝てたし、僕も打てたと思うので。自分の力なんて、ほんのちょっとですよ」
――日本一の瞬間はファーストの守備で迎えました。空振り三振での決着でしたが、ボールに触る機会の多い一塁手。本当はウイニングボールを掴みたかったのでは?
「いや、三振でよかったです。ボールが飛んでくるのも嫌だったので」
――やっぱり控えめですね。
「はい(笑)」

「野球の神様に見放された」と思った瞬間
――最終回は何を思い浮かべながら、守っていましたか?
「去年は左肩亜脱臼で手術をしてシーズンの大半を棒に振って、そして今年もオープン戦で右足裏の蜂窩織炎という感染症にかかり出遅れました。5月にやっと一軍へ上がって、まさか自分が1番打者を任されるなんて夢にも思わなかった。去年までプロ4年間で規定打席を一度もクリアしていない。今年ダメならやばい。本気でそう思っていました。まずは初の二桁本塁打を目指し、達成したら上方修正する。その結果シーズンでは28発打てました。いろんなことがあって、長く感じた1年。だけどいいシーズンだった。それがもうすぐ終わるのか……。そんなふうに考えていました」
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