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【鳥谷敬の視点】「ド派手な激闘の深層を表している」2打席連発の鈴木の押し出し四球奪取、吉田は好機で打ち方を変えて…勝敗を分けた「状況判断の差」《WBC韓国戦解説》

2026/03/28
先発菊池が1回表に3点を失った日本は、その裏に鈴木の2ランで追い上げ、3回に大谷、鈴木、吉田の3発で逆転。4回に追いつかれるも、7回に四球を絡めて勝ち越した。9回には中堅への大飛球を周東が好捕。(原題:[1次ラウンド(2)]vs.韓国 8-6 鳥谷敬「乱打戦で光った状況に応じた打撃」)

 日本は結局、決勝点を押し出し四球でもぎ取りました。5-5の同点で迎えた7回裏2死満塁、3番の鈴木選手は3ボール1ストライクからボール球を見送ると、小さく右拳を握りました。このシーンが実はド派手な激闘の深層を表していました。

 1回表に3点を先制され、1回裏に鈴木選手の2ランで反撃。3回裏は1番・大谷選手の右越えソロで試合を振り出しに戻し、鈴木選手の2打席連続本塁打となる左越えソロで勝ち越し。さらに4番の吉田選手が2者連続アーチを右翼席に放り込み……。

 日本の野球は本当に進化しました。スモールベースボールを売りにするしかなかった時代を思い返せば、隔世の感があります。ただ、この日の安打数を比較すれば、韓国の9本に対して日本は7本。最後は「状況判断の差」が勝敗を分けました。

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photograph by Yukihito Taguchi

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