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「千代の富士関には新聞を通して…」二所ノ関親方が驚いた北の富士の「力士」「師匠」「解説者」としての凄みとは?《「お前は遊びが足りない」との助言も》

2025/04/02

 昨年の11月12日、第52代横綱・北の富士勝昭さんが天寿を全うされました。

 生前、解説者だった北の富士さんから、私は現役力士として叱咤激励を頂戴していました。久方ぶりの日本人横綱誕生を期待していただいたのに、あと一歩及ばない状態が続いてしまったことで、私に対してフラストレーションも溜まっていたことと思います。

 そんな北の富士さんに、私は大関時代に一度だけ食事に連れて行っていただいたことがあります。場所は、北の富士さんが「俺の庭みたいなもんだ」とおっしゃっていた神楽坂でした。その席でいちばん記憶に残っているのは、「お前は遊びが足りない」と言われたことです。「ただ、それだけだよ。相撲の話はそれだけだ」と、その後は普通の居酒屋談議に突入しました。

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photograph by Takayuki Ino(Illustariton)
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