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【インタビュー】「えっ、自分が日本代表に?」麻野堅斗19歳の武器は「よく頭をぶつけた207cm」と「ミラノ留学」《次世代ミドルブロッカー》
「よく頭をぶつけたりしますね。電車の入口とか、地下鉄だと特に天井が低い場所があるじゃないですか。あれは本当に気をつけないと、危ないんです」
コートの中にいても目立つ207cmの身長。取材用の部屋への出入りは、首を傾けてドアをくぐる。その様子を見ると、まさに麻野堅斗の高さを実感する。
「さすがにもう身長の伸びは止まりましたけど、小学生のときはすごく頻繁に洋服を買ってもらっていました。高校の制服は買い替えずに済みましたが、3年生のときは袖がだいぶ短くなって、いつも手首が見えている状態で……アハハ」
小学校に入学したときはすでに147cmあり、卒業までに約30cm伸びた。中学校を卒業するときには198cmまで育っていた。
「え?自分が日本代表に?」より高いレベルを知った高3時。
小学2年生からバレーボールを始め、恵まれた体格を武器に、早くから頭角を現した。
東山高校から早稲田大に進み、現在は大学2年生。今年度は主に日本代表Bチームで活動し、ドイツとの親善試合やコリアカップに出場した。将来を嘱望されるミドルブロッカーだ。
高校3年のときに日本代表の合宿に初めて招集。そこでの経験がより高いレベルを知るきっかけとなった。
「本当にびっくりしました。『え? 自分が日本代表に?』という感じでしたね。1カ月半ぐらい高校を離れて、静岡の合宿に参加したんですが、選ばれているメンバーの人たちは技術もそうですし、何に対しても意識が高いと感じました。一つひとつのプレーに対して妥協がなくて、1プレーごとにメンバーが集まって『今のはどうだったか』と話し合ったり。妥協せず、完璧を求める気持ちが強い。探求心とか向上心が大事だということを身に染みて感じました」
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