衝撃的な発信だった。今オフ、エンゼルスからFA(フリーエージェント)となっていた大谷翔平が米国時間12月9日、自らのインスタグラム上で「次のチームとして、ドジャースを選ぶことを決断しました」と来季からの新天地を発表した。
注目された条件は、プロスポーツ史上最高額となる10年総額7億ドル(約1015億円)と、周囲の予想を遥かに上回る巨額契約となった。さらに、大谷自身の提案で、今後の10年間は年俸200万ドル(約2億9000万円)でプレーし、その後の10年間で毎年6800万ドル(約98億6000万円)ずつが支払われる特殊な契約形態も判明した。通常の10年払いであれば、大谷1人に毎年約100億円を要するはずだった。だが、この「後払い」の契約によって、ドジャースはぜいたく税の対象となる総年俸が抑えられるため、引き続き積極的な補強を続けることが可能となった。大谷が真剣に勝利を求めていることの証だった。
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