経験豊富なメンバーが新HCと頂点を目指す。
03年の第5回大会で悲願を達成した北半球唯一のW杯優勝国。欧州随一の実績を誇り、20年ぶりの載冠を狙う。前回の19年大会では、開催国初のプール戦敗退に終わった15年大会からの立て直しに成功。元日本代表HCのエディー・ジョーンズの下、準決勝でニュージーランドに完勝。決勝では南アフリカに敗れて3度目の準優勝に終わったが、未来に繋がる好成績を残した。しかし22年に波乱が起こる。テストマッチで5勝6敗1分と負け越すと、ジョーンズHCを12月に解任し、急転直下スティーヴ・ボーズウィックを指揮官に抜擢した。
初陣となった23年のシックスネーションズで4位。21年からの同大会成績は5、3、4となり、現状は欧州最強の座さえ遠い状況だ。ただ200万人超の競技人口を誇るラグビー発祥国は多士済々。17人のW杯経験者を含む33人のキャップ総計は1400超。強靱なスクラム、卓越したラインアウトの完成度も最高峰だ。大会中に自信を深めて結束すれば、前回は届かなかった頂点が近づくだろう。
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