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「同学年の右バッターの男の子にライトへ…」“巨人”の19歳・島野愛友利が抱える葛藤<男女とプロアマの狭間で>

2023/07/04
5月26日の阪神対巨人戦の前に、ファーストピッチセレモニーに打者として登場。甲子園に“凱旋”を果たした

 セカンドを守って3番を打ち、右中間を破るスリーベースヒットを放った19歳の二刀流、島野愛友利は、クローザーとして勝ち試合を締め括る。5月20日、ヴィーナスリーグの読売ジャイアンツ女子チーム対埼玉西武ライオンズ・レディースの一戦で、高卒2年目の島野は選手としての進化を見せつけた。

「目指すものを数字とそうでないものとに分けているんです。数字で言えばピッチャーとして130kmを投げたいし、バッターとしてオーバーフェンスのホームランを打ちたい。それは女子野球を観てもらうきっかけになったり、野球をやりたい女の子の目標になれたらいいなという、誰かのための目標です。自分のための目標は、チャンスでヒットを量産してチームを勝たせたいし、わかっていても打てない、質の高いストレートを投げたい。そういう数字に表れないところで野球がうまくなりたいと、いつも思っています」

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photograph by Yomiuri Giants

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