セカンドを守って3番を打ち、右中間を破るスリーベースヒットを放った19歳の二刀流、島野愛友利は、クローザーとして勝ち試合を締め括る。5月20日、ヴィーナスリーグの読売ジャイアンツ女子チーム対埼玉西武ライオンズ・レディースの一戦で、高卒2年目の島野は選手としての進化を見せつけた。
「目指すものを数字とそうでないものとに分けているんです。数字で言えばピッチャーとして130kmを投げたいし、バッターとしてオーバーフェンスのホームランを打ちたい。それは女子野球を観てもらうきっかけになったり、野球をやりたい女の子の目標になれたらいいなという、誰かのための目標です。自分のための目標は、チャンスでヒットを量産してチームを勝たせたいし、わかっていても打てない、質の高いストレートを投げたい。そういう数字に表れないところで野球がうまくなりたいと、いつも思っています」
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photograph by Yomiuri Giants