WBCで王貞治と原辰徳は優勝した。山本浩二、小久保裕紀は準決勝で敗れた。オリンピックでは長嶋茂雄(中畑清)、星野仙一は準決勝で敗れ、稲葉篤紀は金メダルを獲得した。つまりNPBのトッププロがフル参戦するようになった国際大会において、日本代表は決勝で敗れたことがない。裏を返せば鍵を握るのは準決勝――そこをいかに乗り切るかということの重要性を指揮官は重々、理解している。日本代表の監督、栗山英樹はこう言っていた。
「WBCは第1、第2ラウンドが日本で、準決勝からがいきなりアメリカ。そりゃ、アメリカへ行けるとなったらホッとしちゃうでしょ。だからこそマイアミでの準決勝にどういう気持ちで立ち向かうかが大事。想像するだけでシビれてくるなぁ」
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photograph by KYODO