コロナ禍の終息が見えないながらも、2021年のMLBは、無事に162試合の公式戦を消化した。'20年は60試合に短縮され、昨季も開幕戦「ナショナルズ―メッツ」の3連戦が延期されるなど、当初は不安材料が多かったものの、10月末のワールドシリーズまで何とか全日程を終えた。だが、年末以来、新たな変異株「オミクロン株」が世界的に流行したことで、'22年のシーズンが無事に実施できる保証はない。
シーズン終了後、オーナー側と選手会との新労使協定交渉が暗礁に乗り上げ、「ロックアウト」となったこともあり、現在、労使問題の解決が最優先されるのは仕方ない。ただ、新たなコロナ対策が「二の次」にされていることも否定できない。
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