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隙をつくらず、隙を突く。福岡の明快な勝利の手順。~J1で勝ち切るための「何か」~

2021/06/09
元スウェーデン代表DFエミル・サロモンソン(右)の右足の精度は、接戦を勝ち切るために欠かせない飛び道具だ

 どう勝つか。その中身と手順をしかと整理して、愚直に実行できるチームは強い。

 今季、5年ぶりにJ1へ復帰したアビスパ福岡はその好例だ。序盤こそ勝ち点が伸びなかったが、徐々にJ1のプレー強度に適応し、10節から破竹の6連勝。クラブの連勝記録を更新し、5位まで浮上した。

 戦型は堅守速攻、ときどき遅攻。とにかく、守りが強い。まず前から守り、難しい場合は中盤で狭い囲いを築く。それもダメなら後ろに人数をかけて、がっちり守るのだ。

 攻めも迷いがない。ボールを奪ったら、敵の最終ラインの裏へ。真っ先にゴールへの最短ルートを狙うのだ。ダメなら外へ。この急がば回れが次善の策になる。

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photograph by J.LEAGUE

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