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【テニス】世界に挑む足掛かりが消える――。ツアー下部大会中止の深刻な影響。

2021/04/08
コロナ前の'19年は大阪(写真)など男女計26の下部大会が国内開催された。今季は個々が道を切り拓くしかない

 新型コロナウイルスの感染拡大の影響で国内では昨年からツアー下部大会がほとんど開かれていない。今年も6月までの男女大会がすべて中止もしくは順延、国内大会に変更しての開催となっている。海外からの入国制限が要因の一つだが、ネックはそれだけではない。

 '07年から大学施設を使って下部大会を開いてきた亜細亜大テニス部の堀内昌一監督に内情を聞いた。まず、大学が入構禁止となり、大会でのコート利用が困難になった。また、同大学では愛好者向けのテニス教室を開き、参加費を大会運営費に充ててきたが、コロナ禍で昨年から教室が開催できなくなった。大学生、高校生を含む若手が世界に挑む足掛かりを作ろうと、14年前に大会を創設したのが堀内監督だ。早大、慶大なども同調し、下部大会が徐々に増えていった。それだけに、今の状況にはやりきれない思いがあるようだ。

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photograph by Hiromasa Mano

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