風変わりな人生といったら、本人に怒られるだろうか。かつては人気パンクバンド『SNAIL RAMP』のリーダーを務めていた。'00年発売の3rdアルバムがオリコン1位を記録したこともある竹村哲は、いまキックボクシング界の片隅で小さな花を咲かせている。
「正式な肩書? 人から聞かれたら、NKBの統括とマッチメークをしていますと答えています」
NKBとは、日本キックボクシング連盟を指す。歴史のある団体ながら、独自の鎖国路線を貫いていた期間が長く、業界でも“番外地”的な扱いを受けることが多い団体だ。
「自分も、選手をやっている頃には『なんかちょっと暗い空気が漂っているなぁ』と思っていました」
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photograph by Nihon Kick Boxing Association