1973年からツアー公式戦として開催されてきた楽天ジャパンオープンがコロナ禍で中止に追い込まれた。川廷尚弘大会ディレクターは「悩みに悩んだ」という。多くのファンが大会を楽しみにし、大会の収益は主催者である日本テニス協会の財政を支える。しかし、選手を「安全にスムーズに出入国させられるか」「選手、関係者、観客への十分な安全対策が整えられない」として苦渋の決断となった。
この決定の直前、四大大会の全米が、無観客ながら当初の日程通り開催すると発表した。より規模の大きい全米が開催できるのに、なぜ楽天オープンが開催できなかったのか。
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