#1003

記事を
ブックマークする

プルシェンコ門下へ電撃移籍。 トゥルソワ進化のカギは3A。

昨年のGPファイナルのSP冒頭でトリプルアクセルに挑むも転倒し5位。FSで巻き返し銅メダルを獲得した。

 電撃移籍という言葉がまさにぴったりだろう。4種類の4回転を跳び“ロシアのロケット”と称されるアレクサンドラ・トゥルソワが、恩師のエテリ・トゥトベリーゼのチームから、エフゲニー・プルシェンコのもとへ移ることが発表された。トゥルソワ自身がSNSで、コーチ変更は個人的な理由とし「私の決定に理解をお願いしたい」と綴った。

 トゥルソワは昨季、フリーで4回転3本を成功させるなど女子初の金字塔をいくつも打ち立てた。一方で、リスクの高いジャンプ構成ではミスもあり、GPファイナル3位、欧州選手権3位。4回転を持たないアリョーナ・コストルナヤや、確実な4回転だけに絞るアンナ・シェルバコワに抑えられ、同時にシニアデビューした“ロシア3人娘”としては最下位。外から見れば“3人娘”が表彰台を独占する大活躍でも、トゥルソワにとっては苦杯をなめたシーズンでもある。新天地を求めるのも無理はないだろう。

会員になると続きをお読みいただけます。
オリジナル動画も見放題、
会員サービスの詳細はこちら
特製トートバッグ付き!

「雑誌プラン」にご加入いただくと、全員にNumber特製トートバッグをプレゼント。
※送付はお申し込み翌月の中旬を予定しています

photograph by Asami Enomoto

0

0

0

前記事 次記事