#998
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<スペシャル対談> 石川遼×稲垣吾郎 「ゴルフの謎を解き明かしたいんです」

2020/03/09
日本ゴルフ界を牽引し続ける石川遼と、趣味のゴルフをこよなく愛する稲垣吾郎。石川が一打のロマンを語れば、稲垣が観戦の醍醐味を熱弁する。人気者ならではの悩み、あの女子プロゴルファーとの秘話、五輪強化指定選手研修でのエピソードまで。2人のゴルフ愛に溢れた掛け合いは、予定時間を大幅にオーバーして続いた――。(Number998号掲載)

稲垣 最初にお会いしたのは、石川さんがプロに転向したての頃でしたね。

石川 はい、2008年くらいです。

稲垣 その時の印象が強いんです。番組でゴルフ対決みたいなことをやったんですけど、バラエティだから打つ前に茶々を入れるんです。その時に石川さんが「ゴルフは紳士のスポーツです」とたしなめて。

石川 覚えてます。草なぎ(剛)さんのノリが凄かった(笑)。

稲垣 当時はゴルフをやっているメンバーは少なかったからね。ゴルフのマナーを知らないだけで悪気はなかったんだけど、何しろ30代のぼくらが、10代の少年に怒られて一瞬シーンとしちゃった。それが凄く面白かった。

石川 とても楽しくて、皆さんと一緒の空間にいるだけで夢のようでした。

稲垣 もともと大人びている印象でしたが、最近はテレビで観ても、体格や雰囲気が変わって、「大人の男」になったと感じていました。でも実際こうやって話していると、年齢が内面に追いついたというか、いい意味で変わっていない。ちょっとホッとしました。

石川 稲垣さんも変わらないです。

稲垣 去年は日本プロゴルフ選手権で3年ぶりにツアー優勝して、しかも次のセガサミーカップで2戦連続優勝!

石川 1カ月ぐらい前から、自分の中でいい感覚を見つけられた手応えがありました。そのフィーリングに出会うのに結構、時間がかかりましたけど、やっとハマったのが日本プロ(ゴルフ選手権)だったのかな。

稲垣 僕がゴルフを始めたのは、石川さんが15歳で颯爽と登場してきたのとほぼ同じタイミングでした。だから僕のゴルフ人生には常に石川遼がいる。特別な存在です。久しぶりの優勝と聞いて、なんだか嬉しかった。

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photograph by Ayako Masunaga

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